『ヤスダシクタン』ヤスダ屋・安田花織
秋も深まり美味しい食材が溢れてる!
山や川、田んぼの実りをたっぷり使って料理を作ります。
どんなごはんを出すかって?
それはお隣、韓国のごはん。
韓国では食堂の事をシクタンて呼ぶんだ。
美味しいごはんを用意してヤスダ食堂(シクタン)で待ってるよ!
メニュー(予定)
☆秋野菜と鹿肉のビビンバ
☆参鶏湯(サムゲタン)
☆木の子や旬野菜をたっぷり使った春雨チャプチェ
☆古代小麦のおやき 2種
(チョングッチャン(韓国の納豆味噌)と葱/かぼちゃとくるみ)
◇ヤスダ屋・安田花織
在日韓国人のおばあちゃんと農家の日本の母の味、
2つの豊かな食文化に触れながら育つ。
高校卒業後食の世界へ。懐石料理店で和食を学び、
生産者との繋がりや食の循環を伝えるオーガニックコミュニティカフェでのキッチンチーフなどを経て2012年独立。様々な地域に残る生きた食文化を学ぶ為、各地に足を運びその土地の風土や作り手の思いに触れながら各地で学んだ食文化を伝えるべくケータリング、イベント出店、料理教室など主宰している。
http://yasuda-shikutan.com/about
◇森の恵、森のお肉
今回、「秋野菜と鹿肉のビビンバ」で森のお肉(加熱調理した鹿肉)をご提供します。
飼育されたお肉とは違い、自然の厳しい環境のなかで育った栄養価の高い、旨味あるお肉をぜひお楽しみください。
そして、いま、全国の森と里で起きていること。
鹿肉をご提供いただく森守さんのHPよりご紹介いたします。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
かつて、森と共に生きる人の生活がありました。
計画造林により、建材目的の針葉樹林にばかりになった山は多様性を失い、森は脆弱しています。
エサが少なくなった森に住む野生動物は木々の皮まで食べ木を枯らし、
里にもエサを求めておりてきます。
そして里の畑にある作物は沢山の被害が出ています。
表面の皮を食べられ枯れてしまった木々。
畑の豊富な栄養源によって繁殖力を増した野生動物は里に入り込み、
「獣害」として忌み嫌われ、農家は荒らされた畑によって耕作意欲を失い、
さらに耕作放棄地が拡大する悪循環が生まれています。
罠にかかった鹿
野生動物だけが悪者なのでしょうか?
駆除という形で野生動物を減らすのではなく。
人と野生動物、お互い命を守るため、
野生動物の命を奪うだけでなく森にかえし、野生動物と人の住み分けをする。
そして、野生動物の命を奪った時はその命を無駄にしないよう、「食」を通して人の命に役立てる。
人の命の営みが、森を育て活用する源にもつながる。
新しい循環を生み出したい。
森守は、野生動物の命を活かすために野生獣肉処理センターを建設し、
食肉として流通させることで農家の耕作被害を減らし、猟師の暮らしを支えていく。
それは、里や山、森を再び豊かにすることにつながっていく。
そして、次の世代に故郷となる伊豆の山や海を渡していく。
次の世代を育てることこそが、
荒れてしまった山や里、川、海へとつながる自然の循環を再び動かす原動力となると信じている。
そんな思いを持っている猟師の黒田利貴男さんから分けていただいた森の恵です。
黒田さんとパートナーの猟犬
写真:山崎信康
場所:1Fおやこサロン
時間:10:00~